皆さん、いもーれ!(奄美大島の方言でようこそ!)
どーも、しんたろーです!
今回はセスジアカムカデの飼育方法を簡単にですが紹介してみようと思います。日本全国に生息しているムカデで、大きさは約50~70㎜くらいになるそうです。
山間部や公園などの落ち葉や朽木、石などの下にいて眼は退化しているそうです。住宅にも侵入するため害虫として扱われています。
セスジアカムカデの生態・特徴

セスジアカムカデの脚は全部で(片方23)46本、頭部は赤色、お尻の方も赤色、胴体は赤橙色、個体によって若干の色の変化がみられる。トビズムカデなどに似ているので、どちらか迷った場合は脚の数を数えてみると解りやすいと思います。トビズムカデは21本です。
活動期は3月頃から11月頃まで、寒くなると冬眠するようです。約3年程度の寿命があるようで繁殖出来るようになるには数年かかるようです。夜行性のため日中は見かける事はありません。
牙に毒があるそうですがトビズムカデのように猛毒ではないそうで、噛まれたとしても痛くは無いそうですが、なるべくなら噛まれない方がいいでしょう。
セスジムカデ飼育用具
30㎝から60㎝程度の昆虫用飼育ケース、水槽、衣装ケースなど、腐葉土・園芸用の土、雑草、枯草、流木、朽木、石、レンガ、コンクリートブロック、バークチップ、ココヤシチップ、落ち葉、段ボール、霧吹き、エサ(ミミズ、トビムシ、ミルワーム、ハニーワーム、ゴキブリ、コオロギ、バッタ、イモムシなど小さな昆虫、魚肉ソーセージ、リンゴ、犬・猫のフードなど)

セスジアカムカデの飼育方法
飼育ケースに腐葉土・園芸用の土をいれ、寝る場所や隠れ家となる落ち葉や朽木、流木、レンガ・コンクリートブロック、バークチップ、ココヤシチップ、雑草、枯草、段ボールなど手に入る物を置いてあげましょう。
自然下ではジメジメした場所にいるので、飼育の際も落ち葉や朽木などの付近は霧吹きで水分を多めに与えて湿らせてあげましょう。湿度が高すぎるとエサにカビが発生しやすくなるため、落ち葉や朽木など隠れ家となる場所以外は、そんなに湿らせなくても大丈夫です。
ムカデは乾燥に弱い為、週に数回は霧吹きで水分を与え、真夏の暑い時期は毎日、朝と夜に霧吹きで水分を与えてあげましょう。
セスジアカムカデは落ち葉や朽木の下にいることが多く、夜行性なので照明器具は必要ないでしょう。少し暗い方が活発に動くので、薄暗い環境にしてあげるのもいいでしょう。
ダニが着きやすいみたいなので、ダニが着かないように飼育容器に湿らせたティッシュペーパーで飼育するのもいいみたいです。
複数飼育は大丈夫みたいですが、採集したときは単独でいることが多いので共食いはしなくても集団でいることはストレスかもしれないので、落ち葉や朽木などで隠れ家を作ってあげましょう。
トビズムカデとセスジアカムカデを一緒に入れるとセスジアカムカデの方が負けて食べられてしまうので、一緒に飼育はしない方がいいです。
水飲み場も設置してあげてください。プリンカップに穴をあけてコットンを差し込むと完成します。

セスジアカムカデの繁殖
セスジアカムカデの繁殖経験がありませんが、採集した個体がいつの間にか卵を持っていたことがあります。卵は小さな幼体が産まれるまで親が卵にカビなどが発生しないように保護するそうです。(約2ヶ月くらいで卵から幼体が産まれます。)
産まれた幼体が独り立ちできるまで親は世話するそうです。産まれたムカデはトビムシなどの小さな生物を食べている所は確認しました。なので落ち葉などや土などから少し拾ってトビムシを殖やしておくといいでしょう。
親と同じようにミミズや魚肉ソーセージなどを幼体の時から食べてくれれば飼育は楽でしょうけどね。

同種間では共食いの発生が他のムカデよりも少ないみたいなので、同じ飼育ケースに沢山いれておけば自然と繁殖は成功するかもしれません。(繁殖期は4月頃から6月頃)
ただし卵は他のムカデに狙われるかもしれませんので、卵を持っていないムカデは別の容器で飼育したり、落ち葉や朽木などで隠れ家を多くしてあげるといいかもしれません。
セスジアカムカデの販売
セスジアカムカデは昆虫ショップや採集で手に入れる事が出来ます。僕が運営しているドルドルでも販売しています。
在庫がない場合は採集に行けるようでしたら、採集に行きますのでコメントでメッセージしていただければ幸いです。
注意
このブログではセスジアカムカデの飼育方法を簡単に紹介していますので、必ずしも長期飼育が出来るとは限りません。より詳しい飼育方法を知りたい方は他のブログやホームページの飼育方法も参考にされてからセスジアカムカデの飼育にチャレンジしてみてください!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。